ガリガリ男子が細マッチョになるべき理由とは・・・

全ガリガリ男子細マッチョ男子化計画

■痩せすぎ体型のガリガリ男子が太るべき科学的データに基づく理由

筋トレ・食事改善をする前に知っておくべき太らなければいけない理由

太りたいと思うガリガリ男子は、自分の「見た目」を気にしていることが多い。あなたはどうだろうか。細い腕や足、浮き出たアバラ(肋骨)。服を着ていても身体の細さは隠しきれず、手足の長さに合わせて買った服はいつもダボダボ。何となく人の目が気になることが多くて、何度も恥ずかしい思いをしてきた。あなたもそんな思いをしたことがあるだろうか。

もちろん、見た目を変えることもガリガリ男子が太る大切な理由だ。人は見た目で9割のことを判断するとも言われている。だから、誰が見ても健康的な見た目にするのは、非常に重要なことだ。プライベートな人との付き合いの中でも、就職面接や仕事の場でも。

ただし、見た目を変える以外にも重要な太るべき理由があるのだ。しかも、それは科学的な研究データに基づく理由だ。特に、太りたい、見た目を変えたいと思っているわけではないガリガリ男子にとってもこれは見逃すことができないデータである。ただ太る・体重が増えるというだけではなく、少しでも健康的に生活したいと願う人は必ず一読してほしい。

ガリガリ男子は死亡率・罹患率が高い!?

すでにご存じの方もいるだろう。国立がん研究センターや厚生労働省の研究において、BMIと様々な疾患(病気)との関連性が報告されている。同様の研究結果が世界中の大学、病院などの研究機関においても提出されている。

ちなみに、BMIとは「Body Mass Index(ボディマス指数)」のことで、「体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)」という計算で求められる。メタボリックシンドロームなど肥満の診断にも使われている数値だ。健康診断やトレーニング等の際にも登場する数値だから多くの人がこの数値の存在は知っているはずだ。

では、あなたは自分のBMIがいくつか把握しているだろうか。知らない人でも定かではない人でも、自分の体重と身長が分かればすぐに求められるので、ぜひ計算してほしい。今後、自分の体重を増やしていく際に、この数値を1つの目安としていくことになる。

では、このBMIと死亡率、罹患率(病気になる確率)にどんな関係があるのか。

結論からいえば、BMIが19以下のガリガリ男子は死亡、罹患のリスクが最も高いのだ。しかも、BMI値30以上のメタボ男子よりもガリガリ男子の方がリスクが高いという。健康診断の際に冷や冷やして、医師に指導を受けるのはメタボ男子。一般的には、そんなイメージが強いだろう。もちろんメタボ男子にリスクがないわけではない。

国立がん研究センターの調査で、死亡や罹患のリスクが最も低い、つまり、一番健康的な状態にあると判定されたのはBMIが25~27の範囲の人。その人に比べて、メタボ男子はおよそ1.4倍のリスクがある。ただ驚愕するのは、ガリガリ男子のリスク比だ。ガリガリ男子は、なんと約1.8倍のリスクがあるというのだ。

その調査結果がこちら。

BMI14.0-18.9 1.78

BMI19.0-20.9 1.27

BMI21.0-22.9 1.11

BMI23.0-24.9 1.00(基準値)

BMI25.0-26.9 0.94

BMI27.0-29.9 1.07

BMI30.0-39.9 1.36

(国立研究開発法人国立がん研究センター(Journal of Epidemiology 2011))

上に示した数値は男性16万人を平均11年追跡した分析結果であるが、女性でも同様の結果が示されている。つまり、BMIが21-27の範囲の人の死亡リスクが最も低く、BMIが19以下の人が最もリスクが高いということだ。

もちろん、この数値は1つの参考資料だ。必ずしもこの研究結果の通りではないという人もたくさんいる。あくまで統計資料の1つだ。とはいえ、これだけの調査で導かれた結果がまったく根拠のない妄言であるわけでもないだろう。あなたはこれをどう受け止めるだろうか。それでもガリガリのままでいることを選びますか。それとも太りますか。

筋力不足でも病気になりやすい

ガリガリ男子には、さまざまなタイプがある。中には、脂肪の量も筋肉の量も少ない正真正銘ガリガリだという人もいる。または、見た目は細いがおなか周りの皮下脂肪や内臓脂肪など、しっかりと脂肪を蓄えている人もいる。いわゆる「かくれ肥満」というやつだ。

しかし、総じていえるのは、ガリガリ男子の多くが筋肉量が少ないということ。もちろん中にはスポーツをずっとやっていて筋トレもしていて筋肉はあるという人もいる。そういう人はトレーニングを続けながら、適切な食事をして体重を増加させればよい。年齢を重ね、運動量が落ちてくれば、当然、代謝が落ちてくる。つまり、消費カロリーが低くなり、太りやすい状態にはなる。だから、運動もしていて、現段階では体重は少な目だけど、その分脂肪の量は少なく、筋肉量がそれなりにあるという状態の人は、今はあまり大きな心配はいらないかもしれない。

問題なのは、運動もあまりしておらず、あるいは、昔はしていたけれど今はオフィスワーク中心で、体を全然動かしていないという人だ。何度も言っている通り、筋トレをして筋力をつけるのは、別に見た目を良くするとかしないとかの話だけではない。もちろん、それだって大事。だけど、それ以上に、生命活動そのものに支障が出てしまう危険があるから筋トレをして、筋力を上げないといけないのだ。

筋肉量が少ない人・筋力が弱い人は、特に、呼吸器系の病気になりやすいという研究もある。筋肉量が少ないことで免疫力や抵抗力が落ち、肺炎などの呼吸器疾患になりやすいとの分析だ。特に、筋肉量が基準値の8割より少ない人は、多い人に比べて死亡率が1.9倍だという厚生労働省の調査データもある。

この調査は主に高齢男性が対象となっているが、しかし、今のガリガリ街道まっしぐらのままであれば、スリムだけど、筋力がないというホントに骨と皮だけの華奢なおじいさんになってしまう。その時になってあせって筋トレをはじめてももう手遅れかもしれない。

やはり、自分の体を知り、適切に体を作っていくのは、今なのだ。君がガリガリ男子であればなおさらだ。今、この瞬間にでも自分の体をチェックし、必要な行動を取りはじめるのだ。

何も全員がボディービルダーにならなければ死ぬと言われているわけではない。ただし、ガリガリ男子というただそれだけのことなのに、健康が疑問視されるようなメタボ男子より病気や死亡のリスクが高いのだ。これは見過ごせない。

何はともあれ、まずは自分の身長、体重を計り、BMIを計算しよう。19以下だったあなたは、すぐにでも太ろう。

※関連記事

筋肉量が増加することで得られるメリットとは

ガリガリ男子が太るために筋トレが必須なわけ

ただ太ればいいわけではない!脂肪がもたらすメリット・デメリット

BMIの弱点は、体重が筋肉量が多いのは脂肪が多いのかの判断まではできないこと。もちろん脂肪を付けていく方が楽。ただひたすら食べればいい。1日に消費するカロリーよりも多くのカロリーを摂取すればいい。メタボよりもガリの方がリスクがあるなら、とりあえずメタボになろう。そんな考えも一理あるかもしれない。

でも、太ることイコール脂肪をつけることになっては、絶対にダメ。

ボディービルダーのように体脂肪率を数%にする必要はない。ガリガリ男子の中には、現在体脂肪率が1ケタという人がいるかもしれない。だが、体重が少なく、体脂肪率が1ケタというのは、栄養不足、もっと言ってしまえば、栄養失調状態の可能性まであるのだ。だから、ガリガリ男子にとっては、脂肪の量は少なければ少ないほど良いというわけではない。脂肪が少な過ぎるのは、それはそれでリスクだ。

脂肪の役割(メリット)

「脂肪」と聞くと、メタボ男子やダイエット女子は敵対心を持ってしまうかもしれない。でも、脂肪は、たんぱく質や炭水化物と並び「三大栄養素」といわれるほど人間の生命活動において重要な栄養素だ。メタボ男子やダイエット女子が目の敵にする脂肪も、適切に補給しなければそれこそ健康を損なってしまう。

問題なのは過剰に摂取してしまうことであり、過剰に体内に蓄えてしまうことだ。つまりは、食事管理と運動がきちんとできていないということ。脂肪を嫌っても健康的な体がつくれるわけではない。

では、具体的に脂肪の役割をまとめておこう。

まずは、「エネルギー源」。これは多くの人がイメージを持ちやすいだろう。特に、減量に励むメタボ男子やダイエット女子からすれば、ジョギングなどの有酸素運動をしてもなかなか落ちてくれない脂肪にやきもきしたことがあるだろう。それほどに脂肪はエネルギーを持っているのだ。体内のエネルギーが不足した時には、少量でもたくさんのエネルギーを供給してくれる脂肪が使われる。逆にいえば、脂肪が使われる状態でも、ある程度の時間を継続して運動しなければ脂肪は燃焼されないともいえる。

さらに、重要な脂肪の働きとして、「体温保持」が挙げられる。最初の「エネルギー源」とも共通するが、脂肪は、熱の伝わりが遅いため、じっくりゆっくり燃えるのだ。だから、なかなか取れないし、逆にいえば、体温を一定に保つために使われるのだ。

次に挙げられるのが、外部からの衝撃などに対する「クッション」。見た目でも分かる皮下脂肪は見るからにやわらかさがある。何かにぶつかった時、外からの衝撃を体内の大事な臓器などに伝えない働きは生命維持において重要な働きだ。

最後に、脂肪の役割として外せないのが「ホルモンの原料」となること。ステロイドホルモンやプロスタグランジンの原料となるのだ。ステロイドホルモンとは、機能面からいくつかに分類されるが、主に、エネルギー利用の補助、血糖値上昇、気分の高揚などの作用があるとされている。プロスタグランジンは、主に、血圧低下作用や血小板凝集作用、睡眠誘発作用、平滑筋収縮作用、末梢血管拡張作用など、体内の様々な組織や器官で、様々な働きをしている。

両者は、聞きなれない物質かもしれないが人間の生命活動になくてはならない物質だ。

体内では脂肪は大きく4つの脂質にわかれる。トリグリセリド(中性脂肪)、コレステロール、リン脂質、脂肪酸だ。それぞれ重要な働きをしているが、中でも脂肪酸には体内では合成できないものもあり、それは必須脂肪酸と呼ばれているのだ。そう、つまり、食事で補給しなければならないのだ。

脂肪のデメリット

一方で、脂肪も過剰に摂り、体内に蓄えられると当然体に良くない。特に、皮下脂肪よりも目に見えにくい内臓脂肪がたまると病気のリスクが高まる。内臓脂肪がたまると、糖尿病や高血圧症、動脈硬化のリスクが高まるというのは聞いたことがある人も多いだろう。それは、内臓脂肪がたんぱく質を分泌するという働きによって起こると考えられている。

内臓脂肪は、アディポネクチンというたんぱく質の一種を分泌している。このアディポネクチンは、白血球が血管の壁に張り付いて動脈が硬化するのを防ぐ働きをしている。しかし、過剰に内臓脂肪がたまると、このアディポネクチンの分泌が鈍くなり、別の悪玉物質を多く分泌するようになってしまうのだ。

ガリガリ男子の中には、皮下脂肪がついてぽっこりおなかになっている人もいる。だが、多くのガリガリ男子は見た目には脂肪とは無縁な体型だと思われがちだ。だからこそ、危険性が高いともいえる。太りたいといってただ食っちゃ寝、食っちゃ寝してしまえば、余計に内臓脂肪を蓄え、着実に「かくれ肥満」さらには、糖尿病や動脈硬化などの病気になってしまうリスクが高まる。現に、糖尿病はメタボ男子特有の病気ではない。糖尿病患者の中には、一定数BMIが25以下の標準体重の人がいるのだ。

メタボ男子 VS ガリガリ男子 どっちが不健康なのか。

筋肉および脂肪という点で考えると、どうやらメタボ男子以上にガリガリ男子の方が健康リスクは高いといえる。パッと見で「貧相」とか「か細い」とか、見た目のことであれば、「気にしなければいい」という話で終わらせられる。

でも、ガリガリであること、しかも、それが著しく筋肉の量が少なく、脂肪(内臓脂肪)の量が多い体は、もはや「気にしなければいい」という次元の話ではなくなる。ガリガリでいつづけることは、健康的に生きる上で、明らかなリスクなのである。

ガリガリ男子よ、だから細マッチョになれ!(まとめ)

ガリガリ男子は筋力・脂肪量という点で、病気になりやすい・死亡リスクが高い。

BMIの数値を21~27にするべし!

脂肪も栄養。適切にとるべし!ただし内臓脂肪が過剰になると危険。

皮下脂肪が多いタイプのメタボ男子よりもかくれ肥満型のガリガリ男子の方がリスク高!

ガリガリ男子が太らなければいけない理由、同時に、筋トレしなければいけない理由を健康という側面で整理してきた。現時点でBMIが19以下の人や栄養失調気味のガリガリ男子は驚いたことだろう。不健康の象徴はメタボ男子だ、と多くの人が思ってきた。でも、実際には、メタボ男子よりもガリガリ男子の方が不健康な状態にあるといっても過言ではないのだ。

僕自身、このデータを見て、心の底から思った。

「あぁ、太って良かった」

「ちょっと辛かったけど、筋トレの一生懸命やってきて良かった」

と。

ぜひ、君も太ろう。そして、筋肉を付けよう。ガリガリのあなたがトレーニングをはじめても、ゴリゴリのマッチョになることは、まぁないでしょう。なりそうになったら途中で筋トレを控えればいいだけだ。そもそも日本人の骨格的には、きちんと健康的に運動と食事をしていけば、スリムな筋肉質男子、そう細マッチョになるだけだ。

細マッチョ

ガリガリなあなたの1つの理想はやはり細マッチョ。そんな理想的な体になったその時は、きっと健康的にイキイキと生活ができるはずだ。生活にハリが出るということは、ハツラツと仕事をすることでもある。イキイキと生活し、バリバリと働く男子がモテないはずがない。

もちろん、それだけで女子にモテるわけではないが、モテるヤツはイキイキとしているし、バリバリ仕事をしている。あなたも、体重を増やし、筋力をつけ、脂肪を適度に蓄え、デキる・モテる細マッチョ男子を目指してほしい。

ガリは危険と不安をあおってしまったかもしれないが、今、この瞬間、その事実に出会えたあなたはラッキーだともいえる。この機会を逃してはいけない。

スポンサーリンク